【実施報告】【2019年6月29日(土)】多文化共生連続講座 第2回 新宿中学校の現場から

【実施報告】多文化共生連続講座 第2回 新宿中学校の現場から

 

 

 

 

 

 

 

 多文化共生連続講座 第2回目として6月29日(土)に新宿区立新宿中学校の片倉校長先生から、新宿中学校での外国背景を持つ子どもたちに対する取り組みについてお話をして頂きました。

 新宿区は区民の8人にひとりが外国人であり、日本語が全く分からない状態で来日する生徒数は年々、増加傾向にあります。

 そのため新宿区教育委員会では、そういった生徒を対象にした母国語で日本語を集中的に指導する日本語の初期指導をしています。さらに、個別指導として各学校で放課後に日本語の基礎を習得する時間を設けています。

 また、新宿中学校を含めた都内7校の小・中学校には国際学級があり日本語学習とともに教科の補強をするクラスが設置されています。

 片倉校長先生は、新宿中学校は生徒の4割以上が母語が日本語ではなく、国により教育や育て方が異なるため、大変な事もあるようですが、繰り返し日本の教育について説明をしていく事が大切だとお話しをしていました。

 また、「子どもたちが自立をし、社会に出て行った時に日本で暮らし、新宿中学校で学んで良かったと思って欲しい」とのことばがとても印象的でした。

 

 参加者の皆さんからは、「現場の具体的な事例を織り交ぜながら過去、現在そして未来への展望についてお話をして頂き興味深かったです」「参加できて良かったです」「先生が子どもたちと向かい合う姿勢に力を頂きました」などの感想を頂きました。

 片倉校長先生、参加して頂いたみなさんありがとうございました!

 次回は10月6日(日)14時~16時でかながわ開発教育センターの木下先生と共に、ワークショップで多文化共生社会と子どもたちについて考えたいと思います。

 みなさんの参加をお待ちしております!

 連続講座 第1回の様子はこちら

https://urayasu-ic.jp/past_event/report_20190601/

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