【実施報告】明海大学留学生による「私のふるさと」紹介・交流

【実施報告】明海大学留学生による「私のふるさと」紹介・交流

  <開催日時> 2015年11月7日(土)15:00~17:30

  <場  所>   浦安市国際センター

  <出席者>    明海大学留学生7名・明海大学関係者・浦安市民の方々

 当センターでは8月から10月末までの3か月間、明海大学外国語学部グローバル・スタディーズの教育活動の一端であるボランティア活動の実施先として日本語学科専攻の留学生7名を受け入れました。今回は、その活動の報告と、各留学生の母国の出身地である「ふるさと」を紹介し、留学生と浦安市民の方との交流を図るイベントを開催しました。

<留学生出身国内訳>

中国/4名  台湾/1名  ベトナム/2名

留学生は皆スーツを着用。発表資料を持ち、それぞれ緊張した様子。

まず、明海大学外国語学部教授の遊佐様にご挨拶いただき、留学生の受け入れ、および今回の   イベント開催に対する感謝の意を述べられました。

明海大学外国語学部長 遊佐 昇 様

次に、各留学生に当センターにおいて行ったボランティア活動、およびその感想、そして、ふるさとの紹介をプレゼンテーションしてもらいました。留学生が挙げた活動では、

  • スーダン大使館に行けて良かった(小学生の大使館訪問に同行した時)
  • 日本の小学生と交流できて楽しかった(児童クラブにて給食の違いに関する発表をした時)
  • シニアの方々が英語を学んでいる姿に刺激を受けた(シニア向け英語教室のサポートをして  くれた時)
  • 受付はセンターの顔、笑顔で接することが大事と言われた(センター内勤務時)

等の感想を述べてくれました。

各留学生のふるさと紹介では、国の基礎データ(面積・人口等)・有名な観光地・お土産品等を写真と共に紹介してくれました。彼らの中には、伝統的な民芸品を持ってきてくれたり、ふるさとを紹介する動画を見せてくれたりする等、それぞれに特色のあるプレゼンテーションをしてくれました。

中国・上海出身の朱(しゅ)さんは、上海の地理や気候、平均寿命と日本との比較、更に上海で結婚した際の家の値段について紹介してくれました。また、上海を紹介する動画も見せてくれました。

ベトナム・ホーチミン市出身のチャンさんは、ベトナムの伝統的な藁笠の帽子「ノンラー」を紹介 してくれました。また、実際に実物を参加者の方々に見てもらいました。

台湾・台北市出身の羅(ら)さんは、台湾の自然や有名なお土産について紹介し、出席した会場の 皆さんにもお菓子を賞味していただきました。

中国・福建省出身の陳(チン)さんは、福建省の有名な観光地や食べ物、そして民芸品を紹介して くれました。

ベトナム・タインホワ省出身のタンさんは、ハノイのお茶やアオザイについて紹介してくれました。アオザイを着用するのは制服として、又、結婚式の時。普段からアオザイを着ているのは、ハノイ よりホーチミンの方が高いようです。

中国・遼寧(りょうねい)省出身のユンさんは朝鮮族にルーツを持ちます。発表では遼寧省に住んでいる朝鮮族の人々、食事等について紹介してくれました。

留学生の発表が終了した後、留学生、および参加して下さった方々を交えて交流会を開きました。 発表に関する質問をしたり、出身国・地域について聞いたりする等、市民と留学生との親睦を深めることが出来ました。

交流会の中では、大みそかに打ち上げられる台北101の様子がスクリーンに映し出され、花火の映像を全員で楽しみ、会場も盛り上がりました。

~アンケートより~

  • 日本語がペラペラで聴きやすかった
  • 一般の浦安市民と交流できたことはお互いに良かったと思います
  • 日本に来て短期間にも関わらず、日本語が上手で、ボランティア活動に参加されて理解を深めていくのが素晴らしい
  • 若者の参加が増えますように
  • 日本の良さをたくさん吸収して頂きたい!

~浦安市国際センターより~

短期間ではありましたが、今回のように7名もの留学生を受け入れるのは初めてです。参加した留学生の皆さんはとても熱心にセンターの業務やイベントに関わってくれました。与えられたことをするだけでなく、自らアイディアを出してセンターを盛り上げてくれたことは、センターとしてもとても嬉しく、また頼もしかったです。今回のパワーポイントを使った発表は、留学生自身、何をどう発表するかとても悩んだようですが、発表する側にとっても聞く側にとってもとても有意義な機会となりました。今後も定期的にこのような留学生の受け入れと市民の方々との交流会を設けたいと思っていますので、皆様の参加をお待ちしています。

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