【実施報告】【2014年10月25日(土)】「外国人のための初めての和食」(ユネスコ世界文化遺産特集第2弾)

【実施報告】 外国人のための初めての和食

 

講座概要

開催日 : 10月25日 土曜日
時   間 : 午前10時~午後1時
場   所 : 浦安市国際センター
参加費 : 500円
参加者 : 11名
内   容 : ユネスコ世界無形文化遺産にも登録され注目が集まっている和食を、日本在住の外国人を対象に作りました。

当日は天ぷらや巻きずしなど海外でも有名な和食を作り、和食に使われる食材やマナーなどの講習も行い、宗教上アルコールが飲めない方のために酒、みりんは使わずに料理を作りました。

 

料理を始める前に自己紹介を行いました。
今回はメキシコ、インドネシア、ベトナム、フィリピン、中国、スーダン出身の外国人の方々が参加してくれました。
参加した皆さんは日本語も上手だったため講座は日本語でゆっくり話しながら行いました。
作ったメニューは天ぷら、太巻き寿司、カブの浅漬、お吸い物です。

 

英語と日本語で書かれているレシピを準備したので、日本語を読めない方でも理解してもらうことが出来ました。
また、アルコールを使わないで調理を行ったので、宗教上アルコールが禁止されている方々も安心していました。
最初に日本料理で使われる食材や調味料などの説明と、お箸の使い方の説明を行いました。皆さんしっかりできました。

 

一通りの料理の説明が終わったら、エプロンに着替えて調理場へ移動。
まず、カブの浅漬を作りました。材料を切って調味料と塩を入れ揉むだけで簡単にできるので、参加者は家でも作りたいと言っていました。

 

 

 

カブの浅漬が終わったら、お吸い物を作りました。

人参を葉っぱや花の形に型抜きをして、季節に合わせエリンギを入れました。

続いて太巻き寿司を作りました。材料はきゅうり、卵焼き、椎茸の甘煮、人参の甘煮を使いました。
椎茸と人参は乾燥椎茸を戻した汁で煮込んだのですが、簡単な味付けなのに甘くておいしいと皆さんびっくりしていました。また、初めて作る卵焼きも、巻く作業に悪戦苦闘していましたが、なかなか上手に焼けました。

太巻き寿司は一人一本ずつ巻き、参加者は「これがやりたくて参加した」と写真を撮り合っていました。


最後に天ぷらを揚げました。天ぷらには、秋らしくマイタケ、さつまいも、かぼちゃ、しし唐、ナス、エビを使いました。
火が通りやすい切り方、サクサクに上げる方法、エビの揚げ方、盛り付け方など、勉強になることがたくさんあったと感想をいただきました。
綺麗に盛り付けてご満悦な様子です。

出来上がった料理。  和紙で作った当センタースタッフ手作りの箸袋と箸置きは、参加者全員持って帰ってしまうほど人気でした。
みんな揃って「いただきます」をしました。自分たちで作った料理に自然と会話も弾み、参加者同士で写真を撮ったり連絡先の交換をしていました。

最後にみんなで記念撮影

~参加者の感想~

・日本料理の背景、おいしくなる作り方をちゃんと教えてもらった。
・普段から料理はするけれど、勉強になることがたくさんあった。
・新しい友達ができた。

と、とても好評なご感想をいただきました。

~浦安市国際センターより~

イベントの間はずっと笑いが絶えず、終始にわたり和やかな雰囲気で行われました。料理を4品作り、食材や調理法の講習もあり、盛りだくさんの内容で終了時間が伸びてしまいましたが、参加者は自分たちで作った料理に満足していたようです。
今回のイベントで一緒に写真を撮ったり、連絡先を交換したりと参加者同士の交流も深まったようです。これからも日本人と外国人が気軽に交流できる機会を作り、外国人が日本に来てよかったと思えるようなイベントを開催していきたいと思います。
参加してくれた方どうもありがとうございます。

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