【実施報告】 【2020年9月12日(土)】多文化共生連続講座 第1回 ケーススタディ「10年後の地域の姿 〜「共存」か「共生」か〜」

令和2年度、多文化共生連続講座のテーマは「多文化共生と地域社会」です。
第1回目として9月12日(土)に、埼玉県川口市にある「芝園団地」の
自治会事務局長でいらっしゃる岡﨑広樹さんをお招きしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

岡﨑さんに今回の「ケーススタディ」の講師をお願いしたきっかけは、
当センター長の渡辺が「芝園団地に住んでいます:住民の半分が外国人に
なったとき何が起きるか(大島隆著)」という本に出会ったことでした。
本中で紹介されている岡﨑さんを実際に訪問して実態をうかがい、
この団地が決して特例ではなく、私たち地域社会の延長上にあるという事がわかり、
浦安での講演をお願いしました。 

 

 

 

 

 

 

 

1970年代の高度経済成長期に、日本各地に“巨大団地”が建設され、
その一つである「芝園団地」は1978年に建設されました。
現在では住民約5,000人のうち半数以上が外国人となり、
日本人住民は高齢化が進んでいます。
講師の岡﨑さんは、7年前に「芝園団地」の住民となって以来、
地元の多文化共生について取り組んで来られました。
まずこの講座の中での「共存」と「共生」の定義を紹介され、
これをベースにお話を進められました。

「共存」・・・お互い静かに暮らせる関係

「共生」・・・お互いに協力する関係

 

 

 

 

 

実際にあった、誹謗中傷の落書きや、多言語での注意書きの写真、
生活習慣の違いから生じる問題やエピソードなどを紹介いただきました。
そして時折、参加者の皆様の身の回りに置き換えて考えるワークシートに取り組み、
何人かに発表していただきました。
そして最終的に、今回の講座の2つのキーワードである「共存」か「共生」かについて考えてみました。

 

 

 

 

 

 

また、岡﨑さんは、芝園団地で様々な問題に遭遇する過程で、
当事者同士の話し合いでは平行線を辿ることから“第3者”を入れる事で
解決を導いて来られました。「日本人高齢者」と「外国人の若者」の間に、
大学生による「芝園かけはしプロジェクト」が誕生した経緯、活動事例を紹介いただきました。

 

 

 

 

 

 

 

最後に質疑応答の時間を設け、講座を終了いたしました。

【参加者の皆様からの声】

・話に臨場感があり主体的に考えることができた

・ワークショップで考えるプロセスがよかった

・興味深いテーマだった。質疑応答も活発で良かった。説明も分かりやすかった

・第三者の介入が大切というのが驚きでした

 

コロナ禍の中、ようやく今年度初めての講座を開催することができました。
感染症予防対策として募集人数を収容定員の半数である30名としたところ、
28名の方にご参加いただきました。
皆様の「多文化共生」「地域の将来」への関心の高さがうかがえました。
また、当日は会場入り口での検温や手指消毒にご協力いただきありがとうございました。

🎦講座の動画を公開しています → youtubeの動画ページへ移動します

 

次回は第2回「ワークショップ 異文化理解を考える」です→ 詳細はこちら

皆様のご参加をお待ちしております!

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