【実施報告】【2016年7月24日(日)】アフリカの手作り楽器を作ろう!
アフリカの手づくり楽器を作ろう!
時間:14:00~16:00
場所:浦安市国際センター
参加費:300円
参加者:14名
講師:浦安市国際センタースタッフ
内容:小学生を対象にアフリカの生活についての説明と、王冠やハンガーなど身近なものから作ったアフリカの手作り楽器(マニャンガ・カスタネット)を作成しました。
まずはセンター長よりあいさつを行いました。「フォーフォー!」、ニジェールの言葉で「こんにちは」から「ありがとう」まで何でも使える言葉です。みんなでこの挨拶をしてから、このイベントは始まりました。
楽器作りの前に、アフリカについて約一時間ほど当センターの職員から紹介を行いました。「イモトアヤコさん」や「世界の果てまでいってQ」といった番組でアフリカを知っているという子どもも多く、以前よりは身近にはなったものの、まだまだ知らない点が多いアフリカの様子。子どもたちは興味津々で聞いていました。
アフリカのタンザニアの草原でアフリカゾウやキリンが草原を走っていたり、ライオンが狩りをしている動画には、いつも動物園で見ている動物たちの野生の姿にみんな驚いていました。
タンザニアの学校の様子や町の様子の画像がスクリーンに映し出されると、子どもたちから次々に質問や気づいた点が次々と飛び出しました。たくさんの子どもたちが手を挙げてくれたので、教室内は大盛り上がりです。
「1クラスの人数が多い。」「黒板にひびが入っているのはどうして?」「道路がコンクリートじゃない!」「一階建てばかりでマンションがない!」などなど……。見学していた保護者の方や明海大学からやってきたボランティアさんからも質問があがりました。
アフリカの田舎の村にはスーパーやおもちゃ屋さんがありません。日本に比べて物が少ない中、楽しく遊ぶために子どもたちは自分たちでおもちゃや、今回作成するような楽器を工夫して作って遊ぶそうです。
講座を開催した研修室内はアフリカの布や雑貨で飾りつけをしていました。
休憩時間にはセンターの職員が持ってきたアフリカの雑貨や楽器、アフリカを中心に描かれている地図に触れることが出来ました。特にアフリカの太鼓やマラカス、カリンバ(親指ピアノ)は多くの子供たちが実際に演奏していました。なかなか日本では見ることのできない物にみんな興味津々で、ほとんどの子供たちが教室から出ずに楽器を体験するほどの大人気でした!
休憩時間を挟んで15:00からいよいよ楽器作りが始まりました。
今回作成したのはマニャンガという楽器とカスタネットです。どちらの楽器もハンガーやビンのふた(王冠)、アフリカの布の切れ端など手に入りやすい材料からできています。
まずはマニャンガの作成です。
ハンガーにビンのふたを通して、テープを巻いたホースを通して装飾をします。持ち手の部分はボンドを使ってアフリカの布を貼って装飾していきます。色や模様のたくさんある布の中からお気に入りの部分をさがして貼っていきます。模様の部分をきれいに切り取って貼っている子もいれば、同系色にこだわって貼っている子など個性が見られました。
布を貼るのや針金を曲げるのに苦戦した子もいましたが、ボランティアさんの力を借りてみんな上手に作ることが出来ました。
つぎに、カスタネットを作りました。
カスタネットはあらかじめ切ってあった段ボールにハギレとビンの王冠を貼って、布で装飾するだけで完成です。とても簡単にできるので、みんな布の色や貼るテープの色などにこだわってかっこいい、かわいいカスタネットを作成しました。
カスタネットは、両面を合わせるとカンカンと軽快な音が響きます。耳元で鳴らして音に驚いている子もいました。
イベントの最後に、みんなで完成したマニャンガとカスタネットをアフリカの民族音楽に合わせて合奏しました。自分たちで工夫しながら作った楽器の音色に子どもたちも満足げでした!
【参加者のアンケートより】
・アフリカのおもちゃや楽器がたくさんあってそれぞれ、音のちがいがあって楽しかった。
・先生たちのアフリカの話。楽器作りが楽しかった。
【浦安市国際センターより】
夏の暑い日でしたが、暑さに負けずアフリカのことについて元気いっぱいに質問したり、工夫しながら一生懸命楽器を作る姿が印象的でした。また、作った楽器をうれしそうに鳴らしたり、こだわった点を教えてくれる子もいて、楽しく作成している様子が見ていて伝わってきました。今回のイベントを機に少しでもアフリカを身近に感じてくださったら幸いです。
また、夏休み中には他にも子ども向けのイベントや展示を開催予定です。皆様がセンターに来館してくださるのをお待ちしております。参加してくださった方、どうもありがとうございました!
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